ジム初心者は鏡を見すぎるな|目の前の大きな鏡は実は罠かもしれない

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筆者プロフィール

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トレーニング歴7年。ボディビル大会への出場経験あり。体育系の大学・大学院でトレーニングフォームを専門的に研究。減量・増量・ジム通いの失敗を一通り踏んだ実体験と専門知識から、初心者が迷いやすいポイントを率直に書いています。

ジムに行くと、だいたい目の前に鏡があります。

鏡があると、なんとなくフォーム確認ができている気になります。

「ちゃんと動けているかな」
「変なフォームになっていないかな」
「周りからおかしく見えていないかな」

そう思って、トレーニング中に何度も鏡を見てしまう人もいるでしょう。

しかし、ここで一つ言わせてください。

鏡を見すぎると、逆にフォームは崩れます

フォームを確認するために鏡を見る。

一見すると正しい行動に思えます。

しかし、動作中に鏡を見ようとすると、首の向きが変わります。目線がズレます。体の意識も鏡に引っ張られます。

例えば、横を向いて鏡を見ながらスクワットをしたとします。

その時点で、首は横を向いています。首が横を向けば、背中や骨盤の感覚もズレやすくなります。

つまり、フォームを確認するために鏡を見ているのに、鏡を見る動きそのものがフォームを崩す原因になるわけです。

これは初心者ほど起こりやすいです。

なぜなら、初心者はまだ正しいフォームの感覚が体に入っていないからです。

フォームが安定していない状態で、さらに鏡へ意識を飛ばす。すると、肝心の動作への集中が抜けます。

鏡で見えるのはフォームの一部だけ

鏡で見えている自分の姿は、フォーム全体ではありません。

正面から見れば、左右のズレは分かりやすいです。

しかし、背中が丸まっているか。お尻が引けているか。膝が前に出すぎているか。重心がどこにあるか。

こういう情報は、正面の鏡だけでは分かりにくいです。

逆に横から見れば分かることも、正面からは分かりません。

つまり、鏡を見ているからといって、フォーム全体を理解できているわけではないのです。

ここを勘違いすると、鏡に映っている一部分だけを直そうとして、全体の動きが崩れます。

ウォームアップから雑に動くな

では、初心者はどうすればいいのか。

まず大事なのは、ウォームアップの軽い重量から丁寧なフォームを心がけることです。

本番セットだけ丁寧にやろうとしても、だいたいうまくいきません。

軽い重量の時に雑に動いている人は、重くなった瞬間にもっと雑になります。

逆に、軽い重量の時から丁寧に動けている人は、本番セットでもフォームが崩れにくいです。

ウォームアップは、ただ体を温める時間ではありません。

その日のフォームを確認する時間です。

今日は膝が内側に入っていないか。背中が丸まっていないか。左右どちらかに体重が偏っていないか。

軽い重量のうちに、こういう違和感を拾ってください。

重くなってから直そうとするのは、かなり難しいです。

頭の中で自分をいろんな角度から見る

鏡を見すぎない代わりに、私がおすすめしたいのがこれです。

頭の中で、自分の動作を前・後ろ・横・上から見ているイメージを持つこと。

少し変に聞こえるかもしれません。

しかし、これはかなり大事です。

正面から見たら、左右のバランスはどうなっているか。

横から見たら、背中の角度や膝の動きはどうなっているか。

後ろから見たら、肩や骨盤が傾いていないか。

上から見たら、体がねじれていないか。

こうやって、頭の中で自分を立体的に見るイメージを持つと、鏡だけに頼るよりフォームへの意識が広がります。

もちろん、最初から完璧にはできません。

ですが、ただ鏡に映った自分を見るよりは、「今、自分の体がどう動いているか」を考えるクセがつきます。

鏡は見るな、ではなく見すぎるな

勘違いしてほしくないのですが、鏡を見ること自体が悪いわけではありません。

セット前に姿勢を確認する。軽い重量で数回だけ動きを見る。左右差を確認する。

これは全然ありです。

問題なのは、動作中ずっと鏡を見続けることです。

鏡を見ることが目的になると、筋肉に効かせる意識が抜けます。

フォーム確認をしているつもりで、ただ自分の見た目を追いかけているだけになることもあります。

これでは本末転倒です。

鏡は、フォーム確認の補助です。

主役はあくまで、自分の体の感覚です。

初心者はまず軽い重量でフォームを作れ

フォームに自信がないなら、いきなり重い重量で確認しようとしないでください。

重い重量になると、フォーム確認どころではなくなります。

持ち上げることに必死になり、どこに効いているかも分からなくなります。

まずは軽い重量で、丁寧に動く。

鏡を見るなら、そこで見る。

動きのイメージができたら、本番セットでは鏡を追いかけすぎず、対象の筋肉と動作に集中する。

これで十分です。

初心者に必要なのは、派手なフォーム分析ではありません。

軽い重量から丁寧に動き、体の感覚を育てることです。

筆者がウォームアップで意識していること

前章でウォームアップの必要性を熱弁したので、ここで私がウォームアップで意識していること、そして重量設定について教えましょう。

基本的に私はメインで使う重量の30%→50%→70%→90%の4段階の重量でウォームアップを行っています。

例えば、ベンチプレスのメインセットを100kg10回で組むとした場合、
30kg→50kg→70kg→90kg→100kgという順序で行います。

意識することは、とにかくすべての重量で同じフォームを再現すること。
同じ位置に頭があるか、肩甲骨が動きすぎていないか、足の位置は変わりないか、呼吸のリズムは一定か、といった具合に一つ一つの要素を自分の理想のフォームと照合していきます。

ウォーミングアップを雑にしてメインセットで丁寧にやることは難しい。
ウォーミングアップもトレーニングを構成する要素であることを頭に入れておきましょう。

まとめ

ジム初心者は、鏡を見すぎなくていいです。

鏡は便利ですが、見すぎると首や目線がズレて、逆にフォームが崩れることがあります。

大事なのは、ウォームアップの軽い重量から丁寧に動くこと。

そして、頭の中で前・後ろ・横・上から自分の動きを見ているようなイメージを持つことです。

鏡に映る自分だけを信用しすぎない。

体の感覚を育てる。

それが、初心者がフォームを安定させるための第一歩です。

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